まずは天守閣から@熊本市中央区 熊本城2017晩夏旅行in熊本・朝倉その⑤
2016年(平成28年)4月14日21時26分に熊本県と大分県で大きな揺れが観測されました。
震度7を観測したいわゆる熊本地震です。
震度7を観測する地震が4月14日以外に4月16日未明に発生したほか、最大震度が6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生している、余震が本震並みに大きな揺れを観測している地震です。
死者は50人、負傷者は2300人、避難者は18万人以上という大きな被害を出しました。
地震発生後は連日メディアで報道がされ熊本の被害状況をテレビで見るたびに胸が熱くなって締め付けられる思いでした。
私自身も1995年に阪神淡路大震災を経験しました。
幸いにも家族や家に被害はありませんでしたが、小・中学生の時によく遊んでいた友達が震災で亡くなっていたのを震災の半年後ぐらいに知ってショックを受けました。
地震は大切な人や物をうばっていく怖く恐ろしいものです・・・身近な友達を亡くしてそう強く思いましたが、日本に住んでいる以上地震から逃れることは出来ないんですよね・・
そんな恐ろしい地震が2016年に熊本・大分で発生してしまいました。
熊本地震発生から1年6か月経った今、関西ではテレビで地震関連のニュースが流れる事はめっきり減りました。
今、熊本はどうなってるの?
復興は進んでいるの?
そんな疑問が湧いてきたのでこのブログで熊本の状況をみなさんに知ってもらい、少しでも復興の手助けが出来たらいいなと感じたので2016年の年末に熊本を訪問させていただきました。
2016年末の訪問時に思っていた以上に復興がまだまだである事を実感し、今後も機会があれば熊本に行って今の熊本の状況をみなさんに知ってほしいと思いました。
というわけで前置きが長くなりましたが、年末年始の熊本訪問に続き今回も熊本にお邪魔して、微力ながらも熊本でお金を使い復興のお役立てにしてもらえたという思いで熊本旅行にいってきました。
また、この他に九州では2017年7月5日から6日にかけて、福岡県と大分県を中心とする九州北部で発生した集中豪雨による大規模災害が発生しました。
降り続く雨によって河川の氾濫だけでは収まらず、真砂土地質の山地は突然の豪雨に耐え切れず表層崩壊によって杉の流木が川に流れ込み、流域の家屋に襲い掛かる想像を絶する未曾有の被害を出しました。
後に「平成29年7月九州北部豪雨」と命名され、福岡県で34人(朝倉市で31人、東峰村で3人)、大分県日田市で3人の計37人の死者を出したた激甚災害です。
福岡県朝倉市朝倉での24時間雨量は545.5mmで観測史上1位を更新し、家屋の被害は全壊288棟、半壊1079棟、一部破損44棟、床上浸水173棟、床下浸水1383棟となりました。
被害が出た7月6日には連日福岡県朝倉市や大分県日田市の被害状況をニュースで流していましたが、豪雨から2か月経った今、関西では全くニュースの話題になる事はなく忘れ去られたかのような状態になっています。
熊本地震の時に感じたのと同じく、これほどの多くの犠牲者を出した災害を簡単に忘れてはならないと感じたので、福岡県朝倉市にも訪問させていただく事にしました。
というわけで、今回の旅行は熊本・朝倉の旅となります。
前日に阿蘇神社、長陽大橋、そして益城町と被災地をレポートさせていただきました。
今回は熊本県民の誇りである熊本城の現状をお送りいたします。
記事の最後には2016年末に訪問した時の記事もリンクさせていただいておりますので、前回訪問時との比較もお楽しみください。
熊本城は震災以降、本丸や本丸御殿などのお城の中心部には入る事が出来ません。
なので、お堀の外周から望むというのが熊本城観光のルートとなります。
前回訪問した時は熊本市役所方面から行幸橋、未申櫓、二の丸広場、戌亥櫓、加藤神社、平櫓、東十八間櫓の順で回りましたので今回も同じルートで回りたいと思います。

長塀
前回来た時は足場が組まれていましたが、足場はなくなり白い漆喰の塀が撤去されています。

ピンボケで申し訳ないのですが、各スポットには震災前震災後の比較写真が設置されています。
熊本城の完全復旧には20年の時間を要すると熊本市は発表しているので、復旧に向けた観光案内表示が必要となるため各スポットに設置されています。

馬具櫓
石垣はまだ崩れたままです。

左端の石垣だけで櫓を支えている状況は1年半経った今も変わっていません・・・・。
素人目には左端の石垣が細すぎていつ崩れてもおかしくないように見えるからなんらかの支えをしたほうがいいと思うんだけど。。

飯田丸五階櫓
奇跡の隅石1本立ちで連日ニュースで流れていた櫓です。
前回来た時は大きなジャッキで支えらていましたが、そのジャッキは無くなっていました。
ジャッキは応急的に崩壊を防ぐための工事でしたのでジャッキが無くなったとうことは崩壊の恐れは回避出来たんでしょうね。

ナンバリングされた崩壊した石垣
前回来た時は石垣がはっきり見てとれましたが、今回訪問すると雑草が生い茂って月日が経ったのを感じさせます。

未申櫓の横の塀は崩れたままです。

二の丸駐車場には仮設の休憩所が設置されていました。

天守閣へと続くアプローチにはバリケードが設置されているため本丸、天守閣に入る事はできません。

震災前のアプローチ
この美しい光景を取り戻すにはかなりの時間を要するでしょうね。

大天守と小天守には足場が組まれて本格的な復旧工事が始まっています。

全体の復旧には20年の時間を要しますが、シンボルである天守閣は3年後の復旧を目指すと発表されています。
3年後が楽しみですね。

二の丸広場の復旧観光ルートには雨天時のぬかるみを防ぐための木製のデッキが敷設されていました。

戌亥櫓右の塀はまだ崩れたままです。

震災前の戌亥櫓

そして、現在の戌亥櫓
崩れた石垣から生える雑草が月日の流れを感じさせます。
先ずは3年後の天守閣の復旧が最優先というのは分かるのですが、ほったらかし感がある櫓や塀の応急的な工事になんとか着手できないもんなんでしょうかねぇ。

ここも崩壊した石垣や塀の隙間から雑草が・・・。

宇土櫓
熊本城の櫓の中で一番古い櫓で、1600年頃に建ったと言われています。
多少の被害は受けたと思いますが、石垣の崩壊もなく立派な姿を維持していますね。

宇土櫓奥の塀は崩壊してしまったので復旧作業のための足場が組まれていました。

またその奥には工事用のトラックや建機が通るため?の橋が設置されているのが確認できました。

加藤神社
本丸には入る事ができない現在は加藤神社の境内から見る天守閣が天守閣に近寄れる場所となっています。

なので境内にはこのような撮影スポットが用意されています。
足場が組まれて痛々しい姿の大天守と小天守ですが、3年後の復旧に向けて頑張ってほしいです。

崩壊した北十八間櫓はがれきの撤去が完了していました。

熊本城の全体復旧には600億円から700億円掛かると言われています。
かなりの時間とお金を要する熊本城の復旧となるので、微力ですが定期的に熊本を訪れて1日でも早い熊本城の復旧を応援したいと思います。

前回訪問時の熊本城
過去の熊本旅行
その1 雄大な景色に感動
その2 復興への道は遠い・・・
その3 くまモン人気はワールドワイド
その4 必ず再訪します
その5 ゆっくりですが着実に・・・
その6 人口減少が心配されます
その7 上通り下通りをぶらぶら
その8 今回はベスボジでくまモン
熊本市観光ガイドHP
震度7を観測したいわゆる熊本地震です。
震度7を観測する地震が4月14日以外に4月16日未明に発生したほか、最大震度が6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生している、余震が本震並みに大きな揺れを観測している地震です。
死者は50人、負傷者は2300人、避難者は18万人以上という大きな被害を出しました。
地震発生後は連日メディアで報道がされ熊本の被害状況をテレビで見るたびに胸が熱くなって締め付けられる思いでした。
私自身も1995年に阪神淡路大震災を経験しました。
幸いにも家族や家に被害はありませんでしたが、小・中学生の時によく遊んでいた友達が震災で亡くなっていたのを震災の半年後ぐらいに知ってショックを受けました。
地震は大切な人や物をうばっていく怖く恐ろしいものです・・・身近な友達を亡くしてそう強く思いましたが、日本に住んでいる以上地震から逃れることは出来ないんですよね・・
そんな恐ろしい地震が2016年に熊本・大分で発生してしまいました。
熊本地震発生から1年6か月経った今、関西ではテレビで地震関連のニュースが流れる事はめっきり減りました。
今、熊本はどうなってるの?
復興は進んでいるの?
そんな疑問が湧いてきたのでこのブログで熊本の状況をみなさんに知ってもらい、少しでも復興の手助けが出来たらいいなと感じたので2016年の年末に熊本を訪問させていただきました。
2016年末の訪問時に思っていた以上に復興がまだまだである事を実感し、今後も機会があれば熊本に行って今の熊本の状況をみなさんに知ってほしいと思いました。
というわけで前置きが長くなりましたが、年末年始の熊本訪問に続き今回も熊本にお邪魔して、微力ながらも熊本でお金を使い復興のお役立てにしてもらえたという思いで熊本旅行にいってきました。
また、この他に九州では2017年7月5日から6日にかけて、福岡県と大分県を中心とする九州北部で発生した集中豪雨による大規模災害が発生しました。
降り続く雨によって河川の氾濫だけでは収まらず、真砂土地質の山地は突然の豪雨に耐え切れず表層崩壊によって杉の流木が川に流れ込み、流域の家屋に襲い掛かる想像を絶する未曾有の被害を出しました。
後に「平成29年7月九州北部豪雨」と命名され、福岡県で34人(朝倉市で31人、東峰村で3人)、大分県日田市で3人の計37人の死者を出したた激甚災害です。
福岡県朝倉市朝倉での24時間雨量は545.5mmで観測史上1位を更新し、家屋の被害は全壊288棟、半壊1079棟、一部破損44棟、床上浸水173棟、床下浸水1383棟となりました。
被害が出た7月6日には連日福岡県朝倉市や大分県日田市の被害状況をニュースで流していましたが、豪雨から2か月経った今、関西では全くニュースの話題になる事はなく忘れ去られたかのような状態になっています。
熊本地震の時に感じたのと同じく、これほどの多くの犠牲者を出した災害を簡単に忘れてはならないと感じたので、福岡県朝倉市にも訪問させていただく事にしました。
というわけで、今回の旅行は熊本・朝倉の旅となります。
前日に阿蘇神社、長陽大橋、そして益城町と被災地をレポートさせていただきました。
今回は熊本県民の誇りである熊本城の現状をお送りいたします。
記事の最後には2016年末に訪問した時の記事もリンクさせていただいておりますので、前回訪問時との比較もお楽しみください。
熊本城は震災以降、本丸や本丸御殿などのお城の中心部には入る事が出来ません。
なので、お堀の外周から望むというのが熊本城観光のルートとなります。
前回訪問した時は熊本市役所方面から行幸橋、未申櫓、二の丸広場、戌亥櫓、加藤神社、平櫓、東十八間櫓の順で回りましたので今回も同じルートで回りたいと思います。

長塀
前回来た時は足場が組まれていましたが、足場はなくなり白い漆喰の塀が撤去されています。

ピンボケで申し訳ないのですが、各スポットには震災前震災後の比較写真が設置されています。
熊本城の完全復旧には20年の時間を要すると熊本市は発表しているので、復旧に向けた観光案内表示が必要となるため各スポットに設置されています。

馬具櫓
石垣はまだ崩れたままです。

左端の石垣だけで櫓を支えている状況は1年半経った今も変わっていません・・・・。
素人目には左端の石垣が細すぎていつ崩れてもおかしくないように見えるからなんらかの支えをしたほうがいいと思うんだけど。。

飯田丸五階櫓
奇跡の隅石1本立ちで連日ニュースで流れていた櫓です。
前回来た時は大きなジャッキで支えらていましたが、そのジャッキは無くなっていました。
ジャッキは応急的に崩壊を防ぐための工事でしたのでジャッキが無くなったとうことは崩壊の恐れは回避出来たんでしょうね。

ナンバリングされた崩壊した石垣
前回来た時は石垣がはっきり見てとれましたが、今回訪問すると雑草が生い茂って月日が経ったのを感じさせます。

未申櫓の横の塀は崩れたままです。

二の丸駐車場には仮設の休憩所が設置されていました。

天守閣へと続くアプローチにはバリケードが設置されているため本丸、天守閣に入る事はできません。

震災前のアプローチ
この美しい光景を取り戻すにはかなりの時間を要するでしょうね。

大天守と小天守には足場が組まれて本格的な復旧工事が始まっています。

全体の復旧には20年の時間を要しますが、シンボルである天守閣は3年後の復旧を目指すと発表されています。
3年後が楽しみですね。

二の丸広場の復旧観光ルートには雨天時のぬかるみを防ぐための木製のデッキが敷設されていました。

戌亥櫓右の塀はまだ崩れたままです。

震災前の戌亥櫓

そして、現在の戌亥櫓
崩れた石垣から生える雑草が月日の流れを感じさせます。
先ずは3年後の天守閣の復旧が最優先というのは分かるのですが、ほったらかし感がある櫓や塀の応急的な工事になんとか着手できないもんなんでしょうかねぇ。

ここも崩壊した石垣や塀の隙間から雑草が・・・。

宇土櫓
熊本城の櫓の中で一番古い櫓で、1600年頃に建ったと言われています。
多少の被害は受けたと思いますが、石垣の崩壊もなく立派な姿を維持していますね。

宇土櫓奥の塀は崩壊してしまったので復旧作業のための足場が組まれていました。

またその奥には工事用のトラックや建機が通るため?の橋が設置されているのが確認できました。

加藤神社
本丸には入る事ができない現在は加藤神社の境内から見る天守閣が天守閣に近寄れる場所となっています。

なので境内にはこのような撮影スポットが用意されています。
足場が組まれて痛々しい姿の大天守と小天守ですが、3年後の復旧に向けて頑張ってほしいです。

崩壊した北十八間櫓はがれきの撤去が完了していました。

熊本城の全体復旧には600億円から700億円掛かると言われています。
かなりの時間とお金を要する熊本城の復旧となるので、微力ですが定期的に熊本を訪れて1日でも早い熊本城の復旧を応援したいと思います。

前回訪問時の熊本城
過去の熊本旅行
その1 雄大な景色に感動
その2 復興への道は遠い・・・
その3 くまモン人気はワールドワイド
その4 必ず再訪します
その5 ゆっくりですが着実に・・・
その6 人口減少が心配されます
その7 上通り下通りをぶらぶら
その8 今回はベスボジでくまモン
熊本市観光ガイドHP
- 関連記事
-
- 九州は見どころ満載@2019冬の九州旅行③熊本編② (2019/05/26)
- 濃厚と上品@熊本市中央区 伝 (2019/05/22)
- 九州は見どころ満載@2019冬の九州旅行②熊本編① (2019/05/21)
- 猛チャージで工事中@熊本市中央区 熊本城 (2018/11/16)
- ゲスト登場で盛り上がりました@熊本市中央区 くまモンスクエア (2018/11/15)
- 全トッピングしても680円@熊本市中央区 ラーメン赤組 (2018/11/14)
- まずは天守閣から@熊本市中央区 熊本城2017晩夏旅行in熊本・朝倉その⑤ (2017/10/27)
- 今回はベスボジでくまモン@熊本市中央区 くまモンスクエア 2017晩夏旅行in熊本・朝倉その④ (2017/10/26)
- 艶っぽい火の通り方をしてますね@熊本市中央区 壱之倉庫 (2017/10/25)
- 上通り下通りをブラブラ@熊本市中央区 2017晩夏旅行in熊本・朝倉その③ (2017/10/24)
« このお店のおかげさまです@福岡県久留米市 丸星ラーメン
今回はベスボジでくまモン@熊本市中央区 くまモンスクエア 2017晩夏旅行in熊本・朝倉その④ »
| h o m e |