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便利屋!かおまるっちのジョブ飯

~便利屋かおまるっちの日々のランチや仕事ぶりをたまにアップします~

東の浅草西の新開地@神戸市兵庫区 新開地をブラブラ後編 

 

この日は久しぶりの平日休みとなります。

奥さんは友達とミナミでショッピングとなっているので一日フリーとなります。

一日自由な時間が出来たとなれば、私の好きな街ブラを決行したいと思います。

というわけで、私が前々から街ブラしたいと思っていた街神戸の新開地へやってきました。

皆さんご存知のように神戸の中心地は三宮ですよね。

でもそれは市役所の移転などを経て徐々に三宮が栄えてきたという経緯があり、昔は市役所は湊川公園にありました。

そもそも神戸の繁栄は兵庫港の開港から始まり外国人居留地が出来た事から始まります。

その兵庫港と外国人居留地の間に国鉄が市の中心駅といて神戸駅を作りました。

なので当初は市の中心は現在の三宮ではなく三宮の西側である神戸駅を中心としたエリアとなります。

一方、神戸駅からほど近い新開地では湊川の付け替え工事に伴って新開地周辺を整備したことにより街が発展、映画館や芝居小屋、飲食店が犇く大歓楽街が形成されました。

その発展ぶりは「東の浅草西の新開地」と言われるほどだったそうです。

しかし、昭和32年に市役所が三宮に移ったあたりから中心地が三宮に移っていき新開地は廃れていきました。

廃れると街は荒廃していき、風紀が乱れ市民から怖い、汚い、暗いと言われ大歓楽街から行ってはいけない街と言われるようになりました。

このままではいけないと地元の商店主などを中心に街の再生を手掛けます。

スローガンはアート、遊び、都市居住。

その再生はゆっくりですが徐々に行ってはいけない街から脱皮する新開地と新開地周辺を街ブラしたいと思います。

街ブラした範囲が広範囲であるのと写真の数が多いので今回の新開地の街ブラ記事は4回に分けてご紹介したいと思いますのでしばらくは街ブラ記事をお楽しみください。

4回目の今回は新開地エリア後編です。

新開地駅がある多聞通を挟んで南北に貫く新開地商店街

多聞通の北側はアーケード街と言い、多聞通の南側はスカイゲート、モール街と言っています。
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スカイゲートの様子

うーん・・・人が少ない・・。
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モール街に入ると真っ先に目に入ってきたのがコレ、場外舟券場

和歌山をブラブラした時も言いましたが、街の再生のためとして紆余曲折を経て公営ギャンブルを誘致したんでしょうが、一部のファンが来るだけで街の再生に繋がるとは思えないので個人的には反対です。

この手の施設そのものがアカンとは言いませんが、この手の施設に来るファン層はどこにあってもわざわざやって来るので不特定多数の人が集まるような商店街などのエリアに作る必要ないのではないでしょうか?
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東の浅草西の新開地と言われていたころの新開地

人も多くて活気があるのが一目で分かります。

建物好きの私からするとこの内の一つでもいいから当時の建物が残っていると良かったのになぁと思います。
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新開地商店街モール街の今の様子

今やこの閑散ぶりですが、西の新開地と呼ばれていた時代はこの地にたくさんの映画館や芝居小屋が建ち並んでいました。
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大衆演劇の新開地劇場と・・・。
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映画館のCinemaKOBE

今は芝居小屋と映画館は新開地劇場とCinemaKOBE、パルシネマしんこうえんぐらいですが、昔は西の帝劇と呼ばれた聚楽館を筆頭に、帝國館、大正座、多聞座、相生座、千代之座、栄館、二葉館、錦座、有楽館、朝日館、菊水館、松本座などの多くの芝居小屋や映画館がありました。
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最後はモール街の南側にあるBIGMANで〆とまいります。

シルエットからもお判りでしょうが、チャップリンが帽子をかぶった姿に見えます。

実際に昭和11年にチャップリンは、映画のメッカだった新開地を訪れています。

そんな事からもこのBIGMANはチャップリンであるというのが一般的となっていますが、チャップリンですと言い切っているのは個人のページだけで、オフィシャルのページにはチャップリンですと言い切ってるのが見つけられないんですよね・・・。

これはチャップリンですと言っちゃうと権利関係がややこしいんかねぇ。
20171104 (675)
4回に渡って新開地周辺をブラブラしてみました。

全体を通じての印象としては湊川公園周辺は活気あって安い商品がたくさんある商店街があって住みやすい街という印象で、高速神戸、JR神戸は、市の中心としての機能は三宮に奪われたが、ハーバーランドが出来てからは人の往来が増え活気が戻りつつある印象です。

最後の新開地は再生に向けたスローガン、アート、遊び、都市居住の内の遊びの部分がちょっと斜めに進んでいる印象が拭えない状況で、再生にはまだ時間が掛かりそうな感じがします。

何はともあれ長田や新開地といったB面の神戸というのを前面に打ち出して大阪の新世界のように観光地化されることによって行ってはいけない街からの脱却へと繋がると思います。

ガンバレ新開地!
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category: 兵庫県神戸市

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tag: 街ぶら. 
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