大多数が公的支援を受けられない・・・これでいいの?@大阪府高槻市 大阪北部地震
平成30年6月18日午前7時58分ごろ大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震(マグニチュード6・1)が発生。
最大震度は6弱で、大阪府大阪市北区・高槻市・枚方市・茨木市・箕面市の5市区で観測しました。
7月29日現在、死者5名、負傷者435名、住宅の全壊12棟、半壊273棟、一部破損41,459棟の被害状況となっています。
まずは、今回の地震にてお亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。
また被害に見舞われた皆様、避難生活を続けられておられる皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
今回の記事の写真には住宅の被害状況を写した写真を掲載しています。
個人の住宅を掲載するのはいかがなものかと思いましたが、震災の事を少しでも多くの方に知ってもらい大きな被害が出た事を忘れないようにしていただければという想いで今回掲載させていただきました事をご理解いただければ幸いです。
では本題に入らせていただきます。
私は南大阪に住んでいるので幸いにも今回の地震の被害には合いませんでしたが、震源地である高槻市に仲のいい友人が数名居てるのでとても心配です。
震災当日に無事である事が確認できたので安否については一安心なのですが、震度6弱を観測したエリアに家が建っているのため家の中がひっくり返っているという事です。
それじゃあ微力ながらお手伝いをしましょうという事で友人宅の片づけを手伝うために地震発生から4日目の6月21日(木)に高槻入りすることにします。
友人はこの日仕事となるので夕方に合流する予定となっているのでそれまでは現地をレポートしたいと思います。
まずは高槻市の玄関口、JR高槻駅から。。
高槻駅は新快速が停まる大きな駅ですので普段の高槻駅であれば平日でもけっこうな人が行き交っているのですが、震災四日目のこの日はいささか人が少ないように思えます。

まずはJR高槻駅の北側から歩いてみます。
JR高槻駅の北側は高層マンションが林立しています。
駅の北西側には高さ104mのローレルスクエア、低層部はスーパー平和堂や、シネマコンプレックスが入居する商業施設「アクトアモーレ」となっています。
またJR高槻駅とはペデストリアンデッキで直結されているとても便利なタワーマンションとなっています。

北東側には西武百貨店とジオタワー高槻ミューズガーデン、ジオタワー高槻ミューズフロント、ジオ高槻ミューズレジスと3棟のタワーマンションが林立しています。
一番高いジオタワー高槻ミューズガーデンは高さ142mとなっています。

JR高槻駅とはペデストリアンデッキで直結されている西武百貨店に入ってみましょう。

外観では目立った被害はなさそうですが、地震発生から4日目の6月21日(木)当時、2階から6階は営業を休止していました。

南側に移動します。
JR高槻駅の南側には松坂屋百貨店があります。
和歌山市や長崎市、熊本市など県庁所在地の地方都市はかつて複数の百貨店ある都市でしたが、郊外型のショッピングモールに押されて百貨店の閉店が相次いで百貨店が一つしかない状態になっています。
そんな百貨店が苦戦している状況下で2つの百貨店が気を吐いている高槻は購買力が高い都市だと思います。
ちなみに松坂屋はほぼ通常通りの営業となっていました。

JR高槻駅と阪急高槻市駅の間は高槻センター街というアーケードを中心に多くの商店が軒を連ねる繫華街となっています。
特にセンター街はいつも多くの人で賑わっていますが、飲食店を中心にまだ再開出来ていないお店がチラホラみられるため人出は少ないように思えました。

お店のシャッターには地震の影響によって営業ができない事を知らせ案内がいろんなお店に貼ってあります。

こちらは大手のコーヒーショップ

手書きの案内や・・

お金をかけた案内などホントにたくさんのお店が営業できない状態であるのを目の当たりにすると被害が大きかったのがわかります。

飲食店ではガスが使えないのが致命的なのですが、中にはメニューを絞って営業しているお店もありました。
頑張っていますねー、頭が下がります。

センター街付近を歩いていたら、某公営放送が取材に来ていました。

ここで素晴らしい看板を発見しました!
センター街の北側にある日帰り温泉「天神の湯」に掲げてある看板には・・・。

なんと!シャワーを無料開放するとの事なんです。
被災者の多くの家々ではガスが復旧していないためお風呂に入れない人が多くいらっしゃいます。
そんな状況を少しでも救うべくシャワーを無料開放してくれているという事です。
地震の影響でお湯を循環させる機械が被害を受けお湯が張れない状況下でありながら、シャワーだけでも使えるなら開放しようという、素晴らしい取り組みに心が震えました。
天神の湯!素晴らしい!(^O^)/

阪急高槻市駅から南下していきます。
こちらの薬局ではテントが崩落してます。

国道沿いに建つビルの大きな窓が割れたようで仮補修されてます。

繫華街を離れて住宅街へいってみます。
住宅街へ入ると一気に風景が変わり、瓦葺の住宅を中心に・・

ブルーシートが屋根にかけてある住宅があちらこちらで見られました。

地震の影響よるガス工事がどうかはわかりませんでしたが、多くの職人さんが一所懸命に修繕工事をしていました。
暑い中ご苦労様です。

地震によって寿栄小学校のブロック塀が倒壊し、登校中の生徒の尊い命が奪われました。
これを受けて高槻市内の学校のブロック塀が緊急点検され倒壊の恐れがあるブロック塀には危険を促す張り紙が貼ってありました。

こういった建築基準法の高さ基準2.2m以内を超す、倒壊の危険があるブロック塀は高槻市だけの問題ではなく私が住んでいる南大阪でも基準を超すブロック塀が多くみられると自治会の役員さんに聞きました。
全国的にもたくさんあると考えられるので早く予算を組んで早急に対策を講じて欲しいと思います。

住宅街でよく目にしたのがガス屋さんです。

町のあちらこちらでガスの開栓作業を行っていました。
ライフラインの復旧は電気が震災当日に復旧し、水道と電話が震災二日目にほぼ復旧したのに対して、ガスは安全を確認するのに時間を要すると同時に住人の立会いがないと開栓出来ないこともかさなり震災四日目でもガス屋さんは大忙しです。

今回の地震の被災者さんの内、仕事に就いている人の多くは早々に仕事復帰している方がたくさんいらっしゃったので特に単身者などはガス開栓の立会いが出来ないケースが多く見られたという記事をwebで拝見しました。
都市で起こった震災ならではの事例ですよね。

最後に一言、資料を元に意見を言わせていただきます。
大阪北部地震で多くの家屋に被害が出た高槻市は住まいの再建を後押しする独自の支援策を発表しました。
災害救助法で公的支援の対象外となっている「一部損壊」の家屋について、修理費を補助するといった内容です。
今回の地震で判定のほとんどは一部損壊で高槻市内で9811件。
半壊や全壊とは異なり、一部損壊は修理の公的支援金が支給されないため、住宅にかかる修理費は多くの被災者の負担となります。
高槻市独自の支援金は修理費が50万円以上で5万円、30万~50万円未満で3万円となり、一部損壊の罹災証明を受けた高槻市内の戸建て住宅と集合住宅が対象で約3億6千万円の予算を組んだとの事です。
冒頭でも触れましたが、今回の地震の全体の住宅被害は全壊12棟、半壊273棟、一部破損41,459棟と一部損壊がほとんどという被害を受けた地震となっているのですが、さきほども申しましたが一部損壊は災害救助法の公的支援の対象外となっているのです。
つまり今回の地震の被災者のほとんどは公的支援の対象外となっているのです。
全壊や半壊に比べると一部損壊は被害が小さいので公的支援の対象外になっているのはなんとなく理解できるのですが、そもそもなんで一部損壊は対象外なんやって単純に思います。
高槻市のほかにもお隣の茨木市も独自の支援策を発表しましたが、これって地方自治体がする事じゃなくて国が率先して法改正して支援策を作らんとあかんのとちゃうん!!って本気で思います。
わけのわからない国際団体や国際連合とかに多額の分担金を払うくらいならそのお金を公的支援に充てたらんかい!
天変地異や異常気象が増えて、地震大国の日本にはこういった災害は必ずやって来るんです。
国民の生活をキチンと守る施策を考えてよ日本国。
最大震度は6弱で、大阪府大阪市北区・高槻市・枚方市・茨木市・箕面市の5市区で観測しました。
7月29日現在、死者5名、負傷者435名、住宅の全壊12棟、半壊273棟、一部破損41,459棟の被害状況となっています。
まずは、今回の地震にてお亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。
また被害に見舞われた皆様、避難生活を続けられておられる皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
今回の記事の写真には住宅の被害状況を写した写真を掲載しています。
個人の住宅を掲載するのはいかがなものかと思いましたが、震災の事を少しでも多くの方に知ってもらい大きな被害が出た事を忘れないようにしていただければという想いで今回掲載させていただきました事をご理解いただければ幸いです。
では本題に入らせていただきます。
私は南大阪に住んでいるので幸いにも今回の地震の被害には合いませんでしたが、震源地である高槻市に仲のいい友人が数名居てるのでとても心配です。
震災当日に無事である事が確認できたので安否については一安心なのですが、震度6弱を観測したエリアに家が建っているのため家の中がひっくり返っているという事です。
それじゃあ微力ながらお手伝いをしましょうという事で友人宅の片づけを手伝うために地震発生から4日目の6月21日(木)に高槻入りすることにします。
友人はこの日仕事となるので夕方に合流する予定となっているのでそれまでは現地をレポートしたいと思います。
まずは高槻市の玄関口、JR高槻駅から。。
高槻駅は新快速が停まる大きな駅ですので普段の高槻駅であれば平日でもけっこうな人が行き交っているのですが、震災四日目のこの日はいささか人が少ないように思えます。

まずはJR高槻駅の北側から歩いてみます。
JR高槻駅の北側は高層マンションが林立しています。
駅の北西側には高さ104mのローレルスクエア、低層部はスーパー平和堂や、シネマコンプレックスが入居する商業施設「アクトアモーレ」となっています。
またJR高槻駅とはペデストリアンデッキで直結されているとても便利なタワーマンションとなっています。

北東側には西武百貨店とジオタワー高槻ミューズガーデン、ジオタワー高槻ミューズフロント、ジオ高槻ミューズレジスと3棟のタワーマンションが林立しています。
一番高いジオタワー高槻ミューズガーデンは高さ142mとなっています。

JR高槻駅とはペデストリアンデッキで直結されている西武百貨店に入ってみましょう。

外観では目立った被害はなさそうですが、地震発生から4日目の6月21日(木)当時、2階から6階は営業を休止していました。

南側に移動します。
JR高槻駅の南側には松坂屋百貨店があります。
和歌山市や長崎市、熊本市など県庁所在地の地方都市はかつて複数の百貨店ある都市でしたが、郊外型のショッピングモールに押されて百貨店の閉店が相次いで百貨店が一つしかない状態になっています。
そんな百貨店が苦戦している状況下で2つの百貨店が気を吐いている高槻は購買力が高い都市だと思います。
ちなみに松坂屋はほぼ通常通りの営業となっていました。

JR高槻駅と阪急高槻市駅の間は高槻センター街というアーケードを中心に多くの商店が軒を連ねる繫華街となっています。
特にセンター街はいつも多くの人で賑わっていますが、飲食店を中心にまだ再開出来ていないお店がチラホラみられるため人出は少ないように思えました。

お店のシャッターには地震の影響によって営業ができない事を知らせ案内がいろんなお店に貼ってあります。

こちらは大手のコーヒーショップ

手書きの案内や・・

お金をかけた案内などホントにたくさんのお店が営業できない状態であるのを目の当たりにすると被害が大きかったのがわかります。

飲食店ではガスが使えないのが致命的なのですが、中にはメニューを絞って営業しているお店もありました。
頑張っていますねー、頭が下がります。

センター街付近を歩いていたら、某公営放送が取材に来ていました。

ここで素晴らしい看板を発見しました!
センター街の北側にある日帰り温泉「天神の湯」に掲げてある看板には・・・。

なんと!シャワーを無料開放するとの事なんです。
被災者の多くの家々ではガスが復旧していないためお風呂に入れない人が多くいらっしゃいます。
そんな状況を少しでも救うべくシャワーを無料開放してくれているという事です。
地震の影響でお湯を循環させる機械が被害を受けお湯が張れない状況下でありながら、シャワーだけでも使えるなら開放しようという、素晴らしい取り組みに心が震えました。
天神の湯!素晴らしい!(^O^)/

阪急高槻市駅から南下していきます。
こちらの薬局ではテントが崩落してます。

国道沿いに建つビルの大きな窓が割れたようで仮補修されてます。

繫華街を離れて住宅街へいってみます。
住宅街へ入ると一気に風景が変わり、瓦葺の住宅を中心に・・

ブルーシートが屋根にかけてある住宅があちらこちらで見られました。

地震の影響よるガス工事がどうかはわかりませんでしたが、多くの職人さんが一所懸命に修繕工事をしていました。
暑い中ご苦労様です。

地震によって寿栄小学校のブロック塀が倒壊し、登校中の生徒の尊い命が奪われました。
これを受けて高槻市内の学校のブロック塀が緊急点検され倒壊の恐れがあるブロック塀には危険を促す張り紙が貼ってありました。

こういった建築基準法の高さ基準2.2m以内を超す、倒壊の危険があるブロック塀は高槻市だけの問題ではなく私が住んでいる南大阪でも基準を超すブロック塀が多くみられると自治会の役員さんに聞きました。
全国的にもたくさんあると考えられるので早く予算を組んで早急に対策を講じて欲しいと思います。

住宅街でよく目にしたのがガス屋さんです。

町のあちらこちらでガスの開栓作業を行っていました。
ライフラインの復旧は電気が震災当日に復旧し、水道と電話が震災二日目にほぼ復旧したのに対して、ガスは安全を確認するのに時間を要すると同時に住人の立会いがないと開栓出来ないこともかさなり震災四日目でもガス屋さんは大忙しです。

今回の地震の被災者さんの内、仕事に就いている人の多くは早々に仕事復帰している方がたくさんいらっしゃったので特に単身者などはガス開栓の立会いが出来ないケースが多く見られたという記事をwebで拝見しました。
都市で起こった震災ならではの事例ですよね。

最後に一言、資料を元に意見を言わせていただきます。
大阪北部地震で多くの家屋に被害が出た高槻市は住まいの再建を後押しする独自の支援策を発表しました。
災害救助法で公的支援の対象外となっている「一部損壊」の家屋について、修理費を補助するといった内容です。
今回の地震で判定のほとんどは一部損壊で高槻市内で9811件。
半壊や全壊とは異なり、一部損壊は修理の公的支援金が支給されないため、住宅にかかる修理費は多くの被災者の負担となります。
高槻市独自の支援金は修理費が50万円以上で5万円、30万~50万円未満で3万円となり、一部損壊の罹災証明を受けた高槻市内の戸建て住宅と集合住宅が対象で約3億6千万円の予算を組んだとの事です。
冒頭でも触れましたが、今回の地震の全体の住宅被害は全壊12棟、半壊273棟、一部破損41,459棟と一部損壊がほとんどという被害を受けた地震となっているのですが、さきほども申しましたが一部損壊は災害救助法の公的支援の対象外となっているのです。
つまり今回の地震の被災者のほとんどは公的支援の対象外となっているのです。
全壊や半壊に比べると一部損壊は被害が小さいので公的支援の対象外になっているのはなんとなく理解できるのですが、そもそもなんで一部損壊は対象外なんやって単純に思います。
高槻市のほかにもお隣の茨木市も独自の支援策を発表しましたが、これって地方自治体がする事じゃなくて国が率先して法改正して支援策を作らんとあかんのとちゃうん!!って本気で思います。
わけのわからない国際団体や国際連合とかに多額の分担金を払うくらいならそのお金を公的支援に充てたらんかい!
天変地異や異常気象が増えて、地震大国の日本にはこういった災害は必ずやって来るんです。
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